いつのまに、二月…!

たとえば去年の秋、ドイツへの小旅行

その途上で読んだ本の話―

書きとめておきたいことなら、折々に、それなりにあったのだけれど…

「もう少し、寝かせてから」

書きあぐねているうちに

いつのまにやら年が明け、ひと月が過ぎていた


先日読んだ、ある記事によると…

〈ホームシック〉というのは故郷を離れ、

3ヶ月が過ぎたあたりでようやく本格的に作動するという

新たな環境に馴染むのに、だいたい1年

それでも5年の間、〈ホームシック〉は影のように異邦人たちをつけ回し、

ことあるごとに彼らの胸をちくちくと締め付ける

ところが6年目に入ると―

「いざ〈そ〉を聞きに行かん…!!」

停車場の人ごみの中に足しげく通っていた、あのいたいけな異邦人たちもー

とうとう〈現地の人間〉として認識新たに暮らし始めるらしい…


ローランや周りの人間にこの話をすると…

「いやいや、ミオ、最初っから違和感なく過ごしてたじゃん!」

「いえいえ、違和感なく馴染むのと、

 現地の人間として自らを認識しているのとは似て非なるものでしょ?」

ローランとの甘く自堕落なパリ生活もとうとう6年目突入!

「今年からわたし…知らず知らずのうちに〈現地の人間〉としてものを見、

 考察するようになるんか…」

キリのいい節目に読んだのも手伝って、なんだか妙に感慨深い…

どうなっていくんだろ、わたし

他人事のようにぼんやり思う


今年もどうぞ、よろしくお願いします

Mio TOYA

Mio TOYA

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