春、開き直りと新たな計画

あまりに放ったらかしのこのブログ…

なんと今年はじめの投稿…なのに、もう五月!!

廃墟と化したこの日記、それでもたまに覗いてくれる実に奇特な方々、

いかがお過ごしでしょうか??

わたしは変わらず元気に楽しくやっております。

三月から「ナレーションとイラストレーション」なる、端的にいうと

絵本なりバンドデシネなり、本を媒体とした絵+物語制作のための講座に通い始めました。

この講座は出版社へどう自分の企画を持ち込むか…等を考えていくというもので、

友人マリアから是非にと勧められたもの。

毎週土曜、楽しく通っています。

講座開始の少し前に、ようやく自分で納得のいく文章が書け、絵をつけはじめ…

そのタイミングで講座申し込みの願書―つまりは自分がどんな作品をつくる予定なのかを

まとめて提出しなければならず、そこで具体的に方向性が見えてきました。

この一年、バンドデシネに取り組んできたけれど、

自分が本当にやりたいのはバンドデシネより、むしろ文章+絵だということ。

というわけで、今はショートショート+絵という制作スタイルに移行しています。

日本語でも物語など書いたことなかったのにましてやフランス語で…我ながら中々大胆です(笑)

ここに至るまでにはまず、久々にフランス語講座を受講したことも大きく。

作文の宿題を毎回とても褒めてもらったことで少し自信がつき、

その流れでずっと行ってみたかった、近所の図書館で開催されるライティング・イベントに

挑戦したのが去年の冬。

それが中々に楽しいイベントで、箱の中から偶然に引いた紙切れに書かれたことばを使い、

短い詩を書いてみようという内容。

日本語でも詩など書いたことないのに、ましてやフランス語で書けるはずがなく、

わたしは短いお話を書きました。

ありがたいことに進行役の詩人の女性、他の参加者にも好評をいただき、

その日、夕方に開催された図書館の公開イベントでそのままそのお話を朗読することに…!

とても楽しい体験でした。

もちろん自分のフランス語のレベルではどうにも超えられないハンデがあります。

いや、ハンデ以前の問題です!

けれど、それはそれでいいじゃないか。

平坦なことばでも平坦なりになにかを語ることはできるはず…と、

視点を変え、開き直り!(笑)、今はお話を書いています。

といっても物語を紡ぐこと自体、新たな体験なので

そうそう簡単には書けないのですが、それでもだいぶ慣れてきた気がします。

フランス語講座の宿題や、あるいはイラストレーション・ナレーション講座の

宿題にかこつけて、ここのところ定期的に短いお話を書く訓練をしています。

というわけで、今のわたしの目標は「食べることは、ふたたび愛すること」という、

イラスト短編集の制作です。

「食べること~」は最初に書いたカマキリのふたりのお話で、

このお話をメインに「食べること」をテーマにしたお話を三篇ほどつくる予定。

それらを合わせて一冊の本にしたい、というのが当面の目標です。

とはいえ、カマキリのお話も絵付けはまだまったく進んでおらず、

今は先に二つ目のお話を書いている最中です。


イラストレーション・ナレーション講座はとてもアットホームな雰囲気で、

わたしはなかでもノルウェー人の若きゲイ男子と仲良く、

思えば渡仏してから、なにかの機関に参加して、

そこで最初に仲良くなるのって、いつも年若き男子だなぁ…と、

彼らの母親であってもおかしくないはずの、我が精神年齢を疑いつつ(笑)、

今は充足した日々を過ごしています。

そうそう、今年は晴れて50歳になるので!、

だからというわけじゃないけれど、もう好きにやっちゃえ!という気分もあり。

そんなわけで開き直ってコツコツ制作しています。

いのち短し、恋せよ中年!

ささやかな毎日に恋するように過ごしていけたら…と願う日々です。

それでは、また…!!



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